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営業スキルマップの項目一覧|導入の目的とメリットを徹底解説

keisuke

営業職において、スキルの向上は業績の向上に直結します。しかし、個々の営業がどのような能力を持ち、どの分野を伸ばすべきかを明確にするのは容易ではありません。そこで、多くの企業が導入しているのが「営業スキルマップ」です。

営業スキルマップを活用することで、営業職に求められる能力や知識を体系的に整理し、各社員のスキルアップをサポートすることが可能になります。本記事では、営業スキルマップの導入目的やメリットを詳しく解説するとともに、具体的な項目や作成方法、運用のポイントについて紹介します。

営業スキルマップとは?目的と導入の重要性

営業スキルマップの基本概念と目的

営業スキルマップとは、営業職に求められるスキルを体系的に整理し、各社員の能力を可視化するためのツールです。これにより、営業活動に必要な知識やスキルを明確にし、従業員の成長を促進することができます。

このツールの主な目的は以下のとおりです。

  • 営業職のスキルの可視化:各社員の強みや課題を把握し、適切な育成を行う。
  • スキルアップの計画策定:個々のスキルの向上を支援し、効果的な研修やトレーニングを実施する。
  • 評価基準の統一:企業内での評価を公平かつ客観的に行い、適切なフィードバックを提供する。
  • 営業力の強化:チーム全体の営業力を向上させ、業績向上に貢献する。

多くの企業では、営業スキルマップを活用して、社員のスキルを定期的に評価し、個別のスキルアップ計画を策定しています。これにより、営業部門全体の成長を促すことができます。

営業スキルマップ導入のメリットとは?

社員のスキル可視化による課題把握と成長促進

営業スキルマップを導入することで、営業職の能力やスキルを可視化し、従業員一人ひとりの強みと課題を明確にすることができます。これにより、適切な育成施策を計画し、スキルアップを促進できます。

導入による主なメリットは以下のとおりです。

  1. スキルの可視化と現状把握

    営業職の各社員が持つスキルを一覧化し、業務に必要な知識や能力のギャップを明確にします。これにより、営業活動における課題を把握し、適切な対策を講じることが可能になります。
  2. スキルアップ計画の策定が容易になる

    スキルマップを活用することで、個人のスキルレベルに応じた研修やトレーニングを計画できます。特に、チェックシートや評価基準を用いることで、成長の段階を明確にし、効果的なスキルアップを実現できます。
  3. 公平な評価とフィードバックの実施

    スキルマップに基づく評価を行うことで、従業員に対して公平なフィードバックを提供できます。これにより、評価の透明性が向上し、モチベーションを維持しやすくなります。
  4. 営業力の強化と業績向上

    個々のスキルアップを促すことで、チーム全体の営業力を向上させることができます。スキルマップを適切に運用することで、商談の成功率向上や顧客との信頼関係構築がスムーズになり、結果として業績向上に貢献します。

営業スキルマップの導入は、単なる評価ツールではなく、企業全体の営業力を強化するための戦略的な手法です。適切な活用により、個々の営業社員の成長を促し、組織全体の競争力を高めることができます。

営業スキルマップの項目一覧と評価基準

必要なスキル項目とチェックシートの活用方法

営業スキルマップを作成する際には、営業活動に必要なスキルを適切に分類し、それぞれの評価基準を明確にすることが重要です。一般的に、営業職に求められるスキルは以下のように分類されます。

1.基本スキル

  • コミュニケーションスキル:顧客のニーズを的確に把握し、適切な提案ができるか。
  • プレゼンテーション能力:製品やサービスの魅力を伝え、信頼関係を構築できるか。
  • 交渉力:商談において、双方にメリットのある条件を引き出せるか。
  • ヒアリング能力:顧客の課題や要望を的確に引き出す力があるか。

2.業務スキル

  • 市場・業界知識:自社の業界や競合の動向を把握し、適切な戦略を立案できるか。
  • 商品・サービス理解:自社の製品やサービスの特徴を理解し、適切に説明できるか。
  • データ分析力:顧客の行動や売上データを活用し、提案の精度を高められるか。
  • SFA・CRM活用:営業支援ツールを活用し、業務を効率的に進められるか。

3.マネジメントスキル(管理職向け)

  • チームマネジメント:営業部門のメンバーの成長を支援し、組織力を高められるか。
  • 目標管理:個人およびチームの目標を設定し、進捗を適切に管理できるか。
  • フィードバック力:部下に対して的確なフィードバックを行い、スキルアップを促進できるか。

チェックシートの活用方法

営業スキルマップの運用には、チェックシートを活用することが推奨されます。チェックシートを用いることで、営業職のスキルの現在地を把握し、強化すべき分野を明確にできます。

具体的な運用方法としては、以下の手順が一般的です。

  1. 必要なスキル項目を設定:企業の営業プロセスに応じて、評価すべきスキルを選定。
  2. 評価基準を定める:各スキルの習得レベルを「未習得」「基礎」「応用」「実践」のように段階化。
  3. 定期的な自己評価と上司評価を実施:半期ごとに営業社員とマネージャーがチェックを行い、スキルアップの進捗を確認。
  4. 結果をもとに研修やトレーニングを実施:評価結果から不足しているスキルを強化する研修や実践的なトレーニングを企画。

営業スキルマップを適切に活用することで、個々の成長を促し、チーム全体の営業力を向上させることができます。

営業スキルマップの作成方法と運用のポイント

効果的な作り方とフィードバックの仕組み

営業スキルマップを作成し、効果的に運用するには、適切な手順を踏むことが重要です。以下のステップに沿って、スキルマップの構築とフィードバックの仕組みを整えましょう。

1.営業スキルマップの作成手順

  1. 必要なスキルの洗い出し

    まず、営業活動に必要なスキルを明確にします。顧客との商談や提案に必要な基本的なコミュニケーションスキルから、業界知識、データ分析力など、営業職に求められる能力をリストアップします。
  2. スキルを分類し、評価基準を設定

    スキルマップを作成する際には、以下のようにスキルを分類すると整理しやすくなります。
    • 基礎スキル(例:傾聴力、説得力、プレゼンテーション能力)
    • 実務スキル(例:顧客管理、競合分析、交渉力)
    • 管理スキル(例:チームマネジメント、フィードバック能力)

      さらに、各スキルについて「未習得」「基礎」「応用」「実践」のように評価基準を設定します。
  3. チェックシートやツールを活用して可視化

    チェックシートやデジタルツール(例:SFA、CRM)を用いることで、営業スキルの評価が容易になります。従業員が自身のスキルを自己評価し、上司とフィードバックを共有できる仕組みを構築しましょう。
  4. 定期的な見直しと更新

    スキルマップは一度作成したら終わりではありません。市場環境や企業の営業戦略に応じて、定期的に見直し、アップデートすることが重要です。

2.効果的な運用とフィードバックの仕組み

営業スキルマップを適切に運用するためには、社員の成長を促す仕組みが必要です。

  • 定期的なフィードバックを実施

    営業職のスキルの向上には、継続的なフィードバックが不可欠です。上司やマネージャーが定期的に面談を行い、成長の進捗や課題を確認しましょう。
  • 研修やトレーニングの実施

    スキルマップの評価結果をもとに、必要な研修やトレーニングを実施します。例えば、交渉力を強化するロールプレイ研修や、マーケティング戦略を学ぶセミナーなどが効果的です。
  • 個別の成長計画を立案

    従業員のスキルレベルに応じた成長計画を策定し、具体的な目標を設定します。これにより、各営業社員が自身の成長を意識しながら業務に取り組めるようになります。

営業スキルマップを効果的に運用することで、個々のスキルアップを促進し、組織全体の営業力を強化できます。

スキルマップを活用したスキルアップの方法

研修や実践を通じた成長促進の具体策

営業スキルマップを活用することで、個々の営業職が自身のスキルを可視化し、効果的なスキルアップを実現できます。ここでは、研修や実践を通じた成長促進の具体的な方法を紹介します。

1.研修プログラムの活用

営業スキルマップで課題を特定したら、従業員のスキルレベルに応じた研修を実施することが重要です。以下のような研修が効果的です。

  • 新人向け研修:営業の基礎や顧客とのコミュニケーションの基本を学ぶ。
  • 中堅営業向け研修:商談の進め方、交渉力の強化、プレゼンテーションスキルの向上を目指す。
  • 管理職向け研修:チームマネジメント、フィードバック技術、部下の育成方法を学ぶ。

また、業界に特化した専門知識を学べるセミナーに参加することで、競合に対する優位性を高めることもできます。

2.実践を通じたスキル向上

スキルアップには、実際の営業活動の中で学びながら成長することも重要です。

  • ロールプレイ研修の導入

    商談や顧客とのやり取りを想定し、社内で模擬練習を行うことで、実践的なスキルを磨くことができます。
  • OJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)の活用

    上司や先輩とともに営業を行い、現場で学ぶ機会を増やすことで、実践力を身につけることが可能です。
  • フィードバックと振り返りの実施

    営業活動を終えた後に、上司やマネージャーからフィードバックを受けることで、自身の強みと改善点を把握できます。

3.デジタルツールを活用したスキルアップ

営業スキルマップは、デジタルツールを活用することで、より効率的に運用できます。

  • SFA(営業支援ツール)の活用

    営業活動の記録をデータ化し、顧客の動向を分析することで、営業戦略の改善につなげられます。
  • CRM(顧客管理システム)の導入

    顧客の情報を一元管理し、営業活動を最適化できます。

営業スキルマップを活用しながら、研修、実践、デジタルツールを組み合わせることで、個人だけでなく、チーム全体の営業力を向上させることができます。

営業スキルマップ一覧

以下では、営業の代表的な形態に応じて求められるスキルを「営業全般」「フィールドセールス」「インサイドセールス」「エンタープライズセールス」の4種類に分けてまとめています。自社の営業プロセスや求める人材像に合わせてご活用ください。

1. 営業全般に求められるスキルマップ表

大分類中分類スキル項目概要・評価基準の例
コミュニケーション・ヒューマンスキル対人コミュニケーション1. 非言語コミュニケーション– 表情・声のトーン・身振り手振りなどを適切に活用し、相手の感情変化を捉えられるか- オンラインでもオフラインでも、状況に応じた振る舞いができるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル対人コミュニケーション2. 信頼構築力– 初対面の顧客や他部署メンバーに対して、短時間で安心感・信用を与えられるか- 期日厳守や報連相など、基本的なビジネスマナーを徹底できているか
コミュニケーション・ヒューマンスキル対人コミュニケーション3. ヒアリング・質問力– 顧客の潜在ニーズ・課題を引き出す質問ができるか- オープン/クローズドクエスチョンを使い分け、的確な情報を収集できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル4. プレゼンテーション力– 製品やサービスの魅力を論理的かつ分かりやすく伝えられるか- 資料や話し方において説得力があり、顧客の興味を継続できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル5. 交渉・説得力– 商談時にWin-Winとなる合意を引き出せるか- 価格・契約条件などの重要ポイントを整理し、合意形成に導けるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル6. クレーム対応力– 不満・クレーム発生時に迅速に原因を把握し、相手の感情を鎮めるコミュニケーションができるか- 必要に応じて代替案や補償案を提示し、信頼を回復できるか
実務・営業スキル製品・サービス理解7. 製品知識・差別化要素把握– 自社製品・サービスの特徴や優位性を熟知し、顧客の課題に合わせて説明できるか- 競合との差別化ポイントを的確に把握し、価値を伝えられるか
実務・営業スキル製品・サービス理解8. カスタマイズ提案力– 顧客の業界や社内事情に合わせた提案ができるか- 標準プランをアレンジし、個別要望や特殊要件にも柔軟に対応できるか
実務・営業スキル市場・業界リサーチ9. 競合分析・トレンド把握– 業界情報・競合動向を継続的にウォッチし、商談時に活用できるか- 将来的な市場変化も見据えた提案を行い、顧客に付加価値を提供できるか
実務・営業スキル市場・業界リサーチ10. 商談ストーリー構築力– 顧客の課題・期待値に応じたシナリオを組み立てられるか- ストーリーテリングにより、提案内容の納得感を高められるか
実務・営業スキル営業プロセス管理11. アポイント獲得力– 電話・メール・SNSなど多様なチャネルを用いて効率的にアポを取得できるか- 断られた場合でもフォローアップの機会を残せるか
実務・営業スキル営業プロセス管理12. リード管理・ナーチャリング– 見込み客のステータスを把握し、適切なタイミングで接触を図れるか- リード育成の進捗を定期的に確認し、商談化に向けた最適な施策を講じているか
実務・営業スキル営業プロセス管理13. クロージングスキル– 最終局面で顧客の購買意欲を確固たるものにし、契約締結までスムーズに導けるか- クロージング後の契約手続きやフォローアップに抜け漏れがないか
分析・デジタル活用スキルデータ分析・戦略立案14. 顧客データ分析力– SFA/CRMに蓄積された顧客情報を分析し、戦略に活かせるか- データから課題や改善点を見出し、具体的なアクションプランを提示できるか
分析・デジタル活用スキルデータ分析・戦略立案15. KPI設定・モニタリング– リード数・商談化率・受注率など営業KPIを適切に設定し、定期的にチェックしているか- KPIの変動要因を分析し、改善策を講じられるか
分析・デジタル活用スキルオンライン商談スキル16. Web会議・デモ活用– Zoom/Teams等を利用したオンライン商談で、資料共有や画面共有を効率的に行えるか- オフライン商談に近い臨場感を作り、顧客との関係性を構築できるか
分析・デジタル活用スキルオンライン商談スキル17. SFA・CRMの高度活用– 見込み客の行動や履歴を管理し、商談ステータスを可視化できるか- 予測機能やレポート機能を使い、受注確度や売上見込みを分析できるか
マネジメント・リーダーシップスキルチームマネジメント18. 部下へのコーチング・育成– チームメンバーの強み・弱みを把握し、個別に指導計画を立案できるか- 1on1やOJTなどで定期的にフィードバックを行い、成長を促せるか
マネジメント・リーダーシップスキルチームマネジメント19. モチベーション管理– 社員の成果や行動を公正に評価し、報酬・インセンティブに反映できるか- チーム内で情報共有を徹底し、目標達成意欲を高める施策を実施できるか
マネジメント・リーダーシップスキル戦略的リーダーシップ20. 組織戦略・目標設定– 企業ビジョンに沿った営業戦略を策定し、短期・中長期の目標を適切に設定できるか- 組織体制やリソース配分を最適化し、継続的な売上拡大をリードできるか

2. フィールドセールスに求められるスキルマップ表

大分類中分類スキル項目概要・評価基準の例
コミュニケーション・ヒューマンスキル対面コミュニケーション1. 訪問前準備・情報収集– 顧客の背景・課題・業界動向を事前に徹底リサーチし、訪問時に的確な質問や提案ができるか- 訪問目的を明確化し、ゴール設定をして臨んでいるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル対面コミュニケーション2. 現場でのヒアリング力– オフィスや工場、店舗など顧客の現場状況を見極めながら、潜在課題を探り出せるか- 訪問先での対話を通じて、言外の意図や微妙なニュアンスを察知し、次の打ち手を考えられるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル対面コミュニケーション3. ノンバーバルスキル– 表情・アイコンタクト・身振りを活用し、直接会うからこそ得られる関係構築ができるか- 相手の非言語サインにも注意を払い、商談の方向性を柔軟に調整できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル対面コミュニケーション4. 信頼感・安心感の演出– 名刺交換や身だしなみなど基本的マナーを徹底し、第一印象で好感を得られるか- 適度な雑談や相手の関心事を踏まえた会話で、距離感を適切に縮められるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル5. フィールドプレゼン力– 対面だからこそ伝わる熱意や臨機応変なアピールができるか- デモンストレーションやサンプル提示など、五感に訴える手法を活かせるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル6. 即時対応・臨機応変さ– 予定外の質問や要望に対しても、その場で解決策を検討し、次のアクションを提示できるか- 不測の事態が起こっても落ち着いて対処し、顧客の信頼を失わないか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル7. 価格・条件交渉力– 顧客の現場事情(予算、導入時期、運用体制など)を理解した上で、最適な提案を行えるか- 値引きや追加サポートなど、相手との妥協点を探り合いながらWin-Winの合意を形成できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキルクレーム・トラブル対応8. 緊急事態対応力– 訪問先でのトラブル発生時に、上司や関連部署と迅速に連携して状況を打開できるか- 顧客に安心感を与え、問題解決のめどを示せるか
実務・営業スキル訪問計画立案・実行力9. スケジュール管理– 地理的条件や顧客優先度を考慮し、1日の訪問コースを効率的に組めるか- 訪問時間の遅延や変更があっても、臨機応変にリカバリーできるか
実務・営業スキル訪問計画立案・実行力10. アポイント獲得力– 電話・メールなどでアポを取得し、必要に応じてリスケや訪問日の再調整を行えるか- 見込み度の低い顧客にも、中長期的視点で接点を維持するアプローチができるか
実務・営業スキル現場観察・課題抽出11. 顧客ニーズ可視化– 現場視察やヒアリングを通じて、顧客も気づいていない潜在的な課題を発見できるか- 写真や測定データなど客観的情報を用い、課題を具体的に提示できるか
実務・営業スキル現場観察・課題抽出12. 改善提案ドキュメント作成– 訪問結果をレポート化し、顧客に具体的な改善プランを提示できるか- 実現性・コスト・導入効果などを数字で示し、納得感を高められるか
実務・営業スキルリレーション構築13. 定期訪問・フォローアップ– 受注後も定期的に訪問して利用状況を確認し、顧客満足度を高められるか- 新たな課題や追加要望に素早く気づき、追加提案に繋げられるか
実務・営業スキルリレーション構築14. 顧客との長期的信頼関係– 担当者が変わっても、組織レベルで関係を維持・拡張できるか- 大規模案件や長期契約において、継続的な顧客満足を追求し、離脱を防げるか
分析・デジタル活用スキルフィールドデータ管理15. 訪問ログ・営業レポート作成– 訪問時のやり取りや気づきをSFA/CRMに正確に記録し、社内で共有できるか- 定量・定性情報をバランスよくレポートに反映し、次のアクションに活かせるか
分析・デジタル活用スキルフィールドデータ管理16. オフラインデータ分析– 名刺やメモ、カタログなどアナログ情報を電子化し、集計・分析に活用できるか- タブレットやモバイル端末を使い、現場でリアルタイム入力ができるか
分析・デジタル活用スキルオンライン連携17. 移動時間最適化・ルート管理– 地図アプリや移動管理ツールを活用し、訪問コストを最小化できるか- 移動時間を商談準備や顧客分析に充てるなど生産性向上を図れるか
分析・デジタル活用スキルオンライン連携18. SFA/CRM更新の徹底– フィールドで得た最新情報(要望・クレーム等)を社内システムに即時反映し、チームで共有できるか- データの重複や誤入力を防ぎ、クリーンな状態を保てるか
マネジメント・リーダーシップスキルフィールドチーム運営19. エリア戦略・ターゲティング– 地域特性や競合状況に応じたターゲット選定を行い、優先度を明確化できるか- フィールドメンバー全体のエリアカバー率を上げる施策を講じられるか
マネジメント・リーダーシップスキルフィールドチーム運営20. チーム連携・安全管理– 複数メンバーが同一顧客・同一エリアを訪問する際、重複や混乱を防ぐ仕組みを構築できるか- 車や機材移動を伴う場合の安全基準やリスクマネジメントを徹底できるか

3. インサイドセールスに求められるスキルマップ表

大分類中分類スキル項目概要・評価基準の例
コミュニケーション・ヒューマンスキルリモートコミュニケーション1. 電話応対スキル– 短時間で相手の意図や感情を把握し、信頼感を得る話し方ができるか- 声のトーンや話速を調整し、相手の反応に合わせた説明・質問ができるか
コミュニケーション・ヒューマンスキルリモートコミュニケーション2. メールライティング力– 件名や本文構成を工夫し、高い開封率・返信率を実現できるか- 丁寧さと簡潔さを両立した文章で、相手にストレスを与えずにコミュニケーションできるか
コミュニケーション・ヒューマンスキルリモートコミュニケーション3. チャット・SNS対応– チャットツールでのリアルタイム応対や、SNSでの顧客問い合わせに適切に対応できるか- スピード感と正確性を両立し、見込み度の高い商談に繋げられるか
コミュニケーション・ヒューマンスキルリモートコミュニケーション4. 非同期コミュニケーション– 相手の都合に合わせてメッセージを送り、レスポンスを待つコミュニケーションをスムーズに行えるか- やり取りの内容を履歴化し、タイムリーかつ継続的にフォローアップできるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル5. オンラインプレゼン力– Web会議ツールでの資料共有や画面操作をスムーズに行い、対面に近い説得力を発揮できるか- 相手の反応が見えにくい環境でも、積極的に質問や確認を行い合意形成を促せるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル6. テレカン交渉力– 価格や契約条件など重要交渉をオンラインで完結できるか- 映像・音声品質のトラブルが起きても柔軟にリカバリーでき、信頼を維持できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル7. シナリオ作成・トークスクリプト– 電話・メールの定型的なトークスクリプトを準備し、質の高いアプローチを標準化できるか- 顧客の反応に応じてスクリプトを柔軟にアレンジし、成果を高められるか
コミュニケーション・ヒューマンスキルクレーム・トラブル対応8. リモートクレーム処理– 対面で会えない状況でも、迅速に関係部署や上司に確認を取りながら解決策を提示できるか- 相手の不満・感情を落ち着かせ、次のステップへの関心を取り戻せるか
実務・営業スキルリードナーチャリング9. 見込み客セグメンテーション– MAツールや顧客データを活用し、見込み度や興味分野に応じてリードを分類・優先順位付けできるか- セグメントごとに最適なアプローチ方法を選択し、効果的なフォローを実施できるか
実務・営業スキルリードナーチャリング10. メールマーケティング– ステップメールやターゲット別キャンペーンの設計・運用ができるか- 開封率やクリック率をモニタリングし、継続的に改善できるか
実務・営業スキル商談化・アポイント取得11. アポ獲得シナリオ設計– 電話・メール・チャットなど複数チャネルを組み合わせ、商談化につながるシナリオを組めるか- 担当者の役職や導入検討度合いに応じた段階的アプローチができるか
実務・営業スキル商談化・アポイント取得12. Web商談予約・調整– オンラインカレンダー連携などを活用し、相手の都合に合わせた商談日程を素早く提案できるか- リスケやキャンセル率を抑えるフォローアップ施策を実施できるか
実務・営業スキルSFA/CRM活用13. リードステータス管理– SFA/CRM上でリードの状態を常に最新化し、他チームと連携して追客を行えるか- 見込み度の変化をタイムリーに把握し、営業部門へのエスカレーションを適切に行えるか
実務・営業スキルSFA/CRM活用14. 自動化ワークフロー– MAツールやSFAを連携させ、定型的なフォローアップやデータ入力を自動化できるか- 人の判断が必要なタイミングを見極めて手動介入し、成果を最大化できるか
分析・デジタル活用スキルデータ分析・戦略立案15. リードスコアリング– メール開封やWebサイト訪問などの行動データを基に、商談化しやすいリードを抽出できるか- スコアリングモデルを継続的にチューニングし、効果を高められるか
分析・デジタル活用スキルデータ分析・戦略立案16. KPIモニタリング– リード獲得数・MQL(マーケティングQualified Lead)数・商談転換率などをトラッキングし、目標管理を行えるか- 数値の変動要因を分析し、施策の変更や追加投資判断を行えるか
分析・デジタル活用スキルオンライン商談サポート17. オンラインデモ・画面共有– 顧客が抱える課題に合わせて、リモートでサービスのデモを行い、商談意欲を高められるか- ツール操作や画面遷移をスムーズに行い、ストレスなく価値を伝えられるか
分析・デジタル活用スキルオンライン商談サポート18. ウェビナー企画・運営– 見込み顧客向けウェビナーを定期開催し、リード獲得や育成につなげられるか- 参加者データの分析や、アフターフォローを通じて商談化率を高められるか
マネジメント・リーダーシップスキルインサイドチーム管理19. リモートワーク環境整備– チームメンバーの在宅勤務や遠隔地勤務を円滑に進めるためのツール・ルールを整備できるか- コミュニケーションロスを防ぐ仕組みや、セキュリティ対策を徹底しているか
マネジメント・リーダーシップスキルインサイドチーム管理20. モチベーション施策– モニター越しのコミュニケーションでも、チーム一体感や個々の目標意識を高める工夫があるか- オンライン朝会やバーチャル懇親会など、リモートならではの文化づくりを推進できるか

4. エンタープライズセールスに求められるスキルマップ表

大分類中分類スキル項目概要・評価基準の例
コミュニケーション・ヒューマンスキル多数ステークホルダー対応1. 経営層・役員対応力– 大企業の経営層や役員クラスに対して、ROIや戦略面を踏まえた説得力あるプレゼンができるか- 業務課題を経営視点で翻訳し、投資判断を後押しするファクトを提示できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル多数ステークホルダー対応2. 部門横断調整スキル– 顧客企業内の複数部門(IT・購買・経理など)との利害関係を整理し、合意形成をリードできるか- 社内のサポート部門やエンジニアとも連携し、顧客要望に応じた提案内容を最適化できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル大型プロジェクト管理3. プロジェクトマネジメント– 大規模導入におけるタスク・スケジュール・リソースを把握し、遅延やミスを最小化できるか- 課題発生時の影響範囲を見極め、迅速に軌道修正できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル大型プロジェクト管理4. リスク管理・法務連携– 契約・法的リスクやコンプライアンス面を考慮し、必要に応じて法務部門と連携できるか- 大規模案件ならではのセキュリティ・プライバシー要件を理解し、顧客の懸念を払拭できるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル5. カスタマイズ提案力– 顧客企業の業務フローやシステム要件に合わせて、標準仕様を超えた提案ができるか- 開発・追加費用などを含めた導入シミュレーションを提示し、導入後の運用まで見据えたプランを描けるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル6. 複雑な価格・契約条件の調整– 大口割引や分割払い、特殊な契約条項など、エンタープライズ特有の交渉要素を整理し、合意点を導き出せるか- 競合他社との入札・コンペにおいて、価格だけでなくサポート体制や付加価値面で優位性をアピールできるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル提案・交渉スキル7. ガバナンス・規定遵守– 顧客企業の内部統制や購買プロセスを理解し、必要書類や審査フローを的確に把握できるか- 無理な提案やルール逸脱を避け、適切な手続きを踏んで信頼を保てるか
コミュニケーション・ヒューマンスキル契約書・ドキュメント作成8. 契約書レビュー・作成– NDAやMOU、正式契約書などのドキュメントを正確に理解し、リスクを見極められるか- 条項調整において法務部門や顧客担当者との折衝をスムーズに行い、トラブルを未然に防げるか
実務・営業スキルアカウント戦略構築9. アカウントプランニング– 大手顧客の組織構造をマッピングし、キーパーソンや決裁フローを把握できるか- アップセルやクロスセルを見据えた長期的なアカウント計画を策定し、着実に実行できるか
実務・営業スキルアカウント戦略構築10. 新規部署展開・横展開– 既に取引のある部署以外にも導入拡大を狙い、新たな接点を開拓できるか- 社内紹介や他部署訪問の機会を獲得し、取引範囲を横に広げられるか
実務・営業スキルチーム売り・連携11. ソリューション営業連携– 自社コンサル・技術部隊と連携し、一体となったソリューション提案を行えるか- 顧客要件に応じて、外部パートナーとのアライアンスも含めた最適解を提示できるか
実務・営業スキルチーム売り・連携12. エンジニア・サポート連携– 技術的な疑問や検証プロセスを担当エンジニアとスムーズに連携し、顧客への回答を迅速化できるか- 導入後のサポート体制を事前に構築し、顧客に安心感を与えられるか
実務・営業スキル大規模導入ノウハウ13. 運用設計・導入支援– 本番稼働時のシステム影響やユーザー教育など、稼働前に必要な準備を顧客と共に立案できるか- 細部の運用設計まで踏み込み、トラブルの予防策を提案できるか
実務・営業スキル大規模導入ノウハウ14. カスタマイズ開発管理– 追加開発が必要な場合に、要件定義から納品までの進捗を管理し、遅延や品質問題を防げるか- 予期せぬ仕様変更にも対応し、顧客満足を損なわない解決策を検討できるか
分析・デジタル活用スキル高度なデータ分析・レポート15. エンタープライズCRM活用– 大手顧客の複雑な購買履歴や組織構造をCRM上で整理し、見やすいレポートを作成できるか- 案件数や売上推移、受注率などを多角的に分析し、改善点を洗い出せるか
分析・デジタル活用スキル高度なデータ分析・レポート16. BIツール・分析スキル– 顧客データや販売データをBIツールで可視化し、大口案件のリスク・機会を早期に発見できるか- データに基づいて新規ソリューションやアップセルを提案できるか
分析・デジタル活用スキルROI測定・コンサル提案17. 導入効果試算・投資対効果提示– ソリューション導入によるコスト削減・売上増などの定量効果を算出し、顧客にメリットを明確化できるか- 経営層へのレポート資料として、グラフや表を用いて説得力ある数値を示せるか
分析・デジタル活用スキルROI測定・コンサル提案18. 継続改善コンサルティング– 導入後の運用状況を定期的にレビューし、追加改善や新たな課題解決策をコンサルティングできるか- 顧客が中長期的に成功を収める仕組みを一緒に考え、パートナーとしての立場を確立できるか
マネジメント・リーダーシップスキル大口顧客PM・チームマネジメント19. ステークホルダー調整– 営業チーム内だけでなく、法務・経理・技術など社内複数部署との連携をコーディネートし、プロジェクトを円滑に進められるか- 顧客側キーマンとの関係を強化し、情報交換や意思決定スピードを高められるか
マネジメント・リーダーシップスキル大口顧客PM・チームマネジメント20. 案件進捗管理・レポーティング– 大規模案件の進捗を社内外に定期報告し、リスクや課題を早期にエスカレーションできるか- 経営層が求める情報を適切に整理し、意思決定をサポートする資料を迅速に作成できるか

活用のポイント

  1. 大分類・中分類の調整

    ここで提示した分類は一例です。自社の営業プロセス・特徴に合わせて、名称やスキル項目を加減してください。
  2. 評価基準の設定

    「未習得」「基礎」「応用」「実践」「エキスパート」など、段階を設けて定量化・定性化すると進捗管理がしやすくなります。
  3. 定期的な見直し

    組織の成長やマーケットの変化に応じて、スキルマップの内容や重要度を定期的にアップデートし続けることが大切です。
  4. 運用サイクルの確立
    • 自己評価 + 上司評価 でギャップを可視化し、研修やOJTなどでスキルアップを支援。
    • 半期・四半期などのタイミングで評価を行い、次回目標を設定。
    • 成果指標(KPI)や行動計画 と連動させ、継続的に改善サイクルを回します。

これら4種類のスキルマップを適切に活用し、それぞれの営業スタイルに合った育成・評価施策を展開することで、個々のスキルアップだけでなく組織全体の営業力向上を目指すことができます。ぜひ参考にしてみてください。

まとめ:営業スキルマップの活用で営業力を強化する

営業スキルマップは、営業職に必要なスキルを整理し、社員の能力を可視化することで、スキルアップを促進する強力なツールです。本記事では、スキルマップの導入目的やメリット、作成の手順、評価基準、そして効果的な活用方法について解説しました。

営業スキルマップの活用による主な効果
  • 営業スキルの可視化により、個々の強みと課題を明確化できる。
  • スキルアップ計画の策定により、個別の成長をサポートできる。
  • 評価基準の統一で、公平なフィードバックを提供できる。
  • 研修や実践的なトレーニングにより、営業力を強化できる。

スキルマップを効果的に運用することで、個人だけでなく、チーム全体の営業力を高め、最終的には企業の業績向上に貢献できます。

営業スキルマップは一度作成したら終わりではなく、定期的に見直しを行い、組織の成長とともにアップデートすることが重要です。従業員のスキルアップを継続的に支援し、競争力のある営業組織を構築しましょう。

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SalesGrid 編集部
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「進化する営業が事業成長を彩る」をテーマに掲げるSalesGrid編集部は、BtoB営業の未来を切り拓くメディアを運営。AIやチームビルディングを含む幅広いトピックで、営業の可能性を多元的に探求し、成果を追求するすべての営業パーソンを支援します。
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